ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート


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序盤のコツ。相手の動きをよく見る。しっかりと駒組みをする。できれば持久戦が望ましい。けどいるんですよ、血気盛んに攻めてくる人が(笑)。△5三銀左が急戦のサイン。△6四歩(1図)は早仕掛けと呼ばれる作戦です。

(1図は△6四歩まで)
四間飛車早仕掛け26手

1図からの指し手
▲7八飛  △6五歩  ▲6八飛  △7三桂  ▲9六歩  △6六歩
▲同 銀  △6五歩  ▲同 銀  △同 桂  ▲2二角成 △同 玉
▲6五飛  △8八角  ▲7七角  △同角成  ▲同 桂  △8八角
▲8五飛  △同 飛  ▲同 桂(2図)

(駒組みした後、どう指していいか分からない……)。1図から(1)▲6五歩としようとする初級者が少なくありません。以下△7七角成▲同桂△8六歩は後手ペース。相手の攻めを待って反撃する。「動きで動く」「指させて指す」と心得ましょう。

(2)▲5六銀は△6五歩に備えつつ、▲4五銀~▲3四銀の玉頭銀の狙いがあります。(3)▲5六歩は自然な手。△6五歩には手抜いて▲4七金~▲3六歩と高美濃に組み換えよと多くの指南書に書かれています。

ただどうも横っ腹がスース―しませんか。そこで秘手(4)▲7八飛。はい、一手パスです。(仮に△4二金上ならさらに▲8八飛とパスする)。△6五歩に▲6八飛と戻ります。

△6六歩から戦いに。駒がぶつかったら強く戦う。駒交換を恐れない。じりじりと飛車角を押さえ込まれてはなりません。2図は左辺がさっぱりとさばけました。ここまで指せれば負けても悔いはない(笑)。

(2図は▲8五同桂まで)
四間飛車早仕掛け47手

((3)に続く)

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら


先に「3」は魔法の数字と書きました。(記事はこちら

コメディーに「三段オチ」という技法があります。3回目に変化させる。三つ目を強調するために、一つ、二つと伏線を張っていきます。「じゅんでーす」「長作でーす」「三波春夫でございます」(レツゴー三匹)

私の俳句好きは、見よう見まねで「連句」を巻いたことがきっかけでした。五七五・七七・五七五・七七……とつなげ、季節の移ろいや森羅万象を詠み込んでいく。1句目と2句目(発句と脇)は言わば挨拶句。3句目(第三)で場面を主題へと一転させます。

サザンオールスターズは「勝手にシンドバッド」で衝撃的なデビューを飾った。次の「気分しだいで責めないで」は似た曲調。3曲目が「いとしのエリー」。このバラッドの名曲で人気を不動のものにしました。「3」で転じた好例でしょう。

今秋ランチョンマットの3作目を予定しています。これらの法則を活かした妙案はないものか。一風変わったものを出したいと念じています。

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振り飛車(角道を止める普通の振り飛車)は、向かい飛車、三間飛車、四間飛車、中飛車の四つに大別され、それぞれに特徴があります。私が将棋を覚えたのは、大山十五世名人がまだ活躍されていた頃。▲7七角▲6七銀の後(図)、(さて今日の昼飯は何にしようか)という感じで飛車の振る位置を決めていたような……。

(図は△5四歩まで)
四間飛車10手

まず強調したいのは、初めに振った飛車の位置に固執しないこと。自由に臨機応変に移動することを心掛けましょう。主に横の動きですね。

これすなわち、相手の動きをよく見るということ。とかく自分の指したい形にこだわりがちです。将棋は二人で指すもの。戦型は相手とのやり取りや駆け引きとともに決まります。

お気に入りの指南書を見つけ、基本となる考え方を学びましょう。細かな手順は無理に覚えようとしない。盤上で苦心する楽しさを味わいましょう。

前置きが長くなりました。最初に試すのは四間飛車がおすすめ。攻守のバランスに優れています。

(2)に続く)

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら


昨秋、書き溜めたコラムを冊子にまとめました。一つの形になったことや、その出来映え、サイズ感など、まずは納得のいくものでした。値づけし、販売するのにふさわしいかどうかはともかく。

親しい友人には名刺代わりに配ったりしています。感心される一方、将棋を知らない人にとっては、ちんぷんかんぷんなところも多いようで。今年は自戦記を作る予定ですが、需要に乏しく、さらなる自己満足へと突き進みそうです。

①詰将棋、②読み物、③実戦譜の三部作が揃うことになります。将棋の楽しみ方の一つとして、それぞれ雛形を示すことができるかと。今後は同じように作ってみたい、書いてみたい、編んでみたいという人たちの要望などにも、リーズナブルな形で応えていけたらと思います。

自戦記を書くに当たり、指した将棋をじっくりと振り返ることは、多くの気づきや学びにつながります。そして敗局の筆はなかなか進まないものですね(笑)。

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2021
三部作のその先は(2021/02)
続・魔法の数字「3」(2021/04)

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