ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート


昨年、将棋盤を「9×9の小宇宙」に見立て、「マンダラ」をモチーフにデザインを練ったところ、上手くいかず……。アイデアにスキルが追いつかなかった。代案として浮かんだのが「魔方陣」でした。

魔方陣とは、縦・横・斜めのいずれの列の和も同じ数になるようにしたもの。3×3の魔方陣(三方陣)は、対称形を除けば下図の形しか存在しません。(各列の和は15)。古代中国から伝わる「九星」の起源にもなっています。

魔方陣
(魔方陣(三方陣))

さらには「サイの目魔方陣」なるものを知った。三方陣の各数字を、サイコロの目のような点に記号として置き換え、縦・横・斜めの点の合計数をすべて同じ(5)にしたもの。これって…9×9マスのデザインにぴったりでしょう。よし、一丁上がりと思いました(笑)。

サイの目魔方陣2
(サイの目魔方陣)

配色をどうするか。九星にちなめば地味過ぎる。かと言って競輪の枠番色ではミーハー過ぎる。結局、数秘術に基づくシンボルカラーの濃淡で描くこととしました。九星の「和魂」と、数秘術の「洋才(彩)」が融合し、食事に対局に、神話や魔法にも似たエネルギーをもたらすことでしょう。

001デザイン

将棋*ランチョンマット 魔方陣

価格:1,200円(税込)
サイズ:約35×50cm
生地:11号帆布(綿100%)
加工:周囲縫製
包装:OPP袋入り
(2024年9月発売)

(ショップだより 目次はこちら


002サラ

■将棋盤にもなるランチョンマット
■マルチな「ハイブリッド」布盤
■将棋ファン必携 自宅で外出先で


003対局

■9×9の小宇宙

将棋の広さや奥深さは、しばしば(盤の升目から)「9×9の小宇宙」に例えられます。これをもとに、「魔方陣」をモチーフとして、シンプルかつポップにデザインしました。

005どうぶつ

■九つの数字とサイの目

魔方陣とは、縦・横・斜めのいずれの列の和も同じ数になるようにしたもの。将棋盤を3×3の九つのブロックに見立て、数字の1~9をサイの目で表しました。(中央が5)

004食事

■魔法にも似たエネルギー

それぞれのサイの目(数字)は、数秘術に基づくシンボルカラーの濃淡で描きました。和魂洋才(彩)の図柄が、食事に対局に、神話や魔法にも似たエネルギーをもたらします。

006折り

■丈夫な11号帆布

生地の11号帆布(綿100%)は自然な風合い。巾着袋やエプロン、クッションカバーなどにも使われます。丈夫でへたりにくく、使い込むほどに味が出てきます。

※水洗いを繰り返すと、多少の縮みや色落ちが生じます

001デザイン

将棋*ランチョンマット 魔方陣

価格:1,200円(税込)
サイズ:約35×50cm
生地:11号帆布(綿100%)
加工:周囲縫製
包装:OPP袋入り
(2024年9月発売)


西田拓也五段はかのモリノブ門下。個性派揃いの大所帯の中では、後輩の面倒見がいいイメージがあります。振り飛車党ながら、敵玉を横から攻めているところをあまり見たことがない(笑)。玉頭から縦へと押していく印象です。

王将戦の二次予選で難敵・豊島九段を迎えた(2024/07/30)。モバイル中継で最初に見た局面が1図でした。

(1図は▲5五歩まで)
20240730豊島西田37手

中継をチラチラと見るとき、表示されている局面の、次の一手を考えてから再生(▶)ボタンを押し、答え合わせをすることを楽しみとしています。その手は△6三金右(2図)。予想が当たり悪い気はしません。

(2図は△6三金右まで)
20240730豊島西田38手

中央に厚く、この後は△4一飛から地下鉄飛車なども視野に入れているでしょうか。けれど西田さんの指し手は、私の想像の遥か斜め上を行っていた。次に見た局面が3図でした。

スナップショット

(3図は△6三玉まで)
2409

驚きの三段玉! 空中楼閣を築いていました。3図から▲6八金上△5一角▲2八飛△9二飛▲2四歩△9六歩▲同歩△9七歩。以下も鋭手を連発し攻め合いを制しました。将棋は存分に個性的かと(笑)。

さらに決勝で高田五段を退け、初のリーグ入りを果たしました。痛快!西田流振り飛車。今後の活躍から目が離せません。

(投了図は△6八桂成まで)
20240730豊島西田108手

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら


将棋ペンクラブ。将棋と文章を愛する会。入会すると年4回会報が届きます。2005年に入会し、会報へ投稿すること数度。かつては交流会に参加したり、社団戦のメンバーに加わったりしました。

ペン01-23

秋号は「将棋ペンクラブ大賞」受賞作の掲載があり、長年保存しています。10年ごとの変遷をまとめました。

ペン秋号

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら


女流順位戦終局。各クラスとも混戦。特に中堅・ベテランの奮闘が目立ちました。若手の勢いはいつの時代もパワフルで眩しいものですが、ベテランの経験は順位戦のような長い戦いでより活きるのでしょう。

予想の結果は13分の3。惨憺たるものでした。B級は逆張りが裏目に。D級はかすりもせず、なかなかの波乱だったと思います。過去の結果(表)を文末にまとめました。さて来期も続ける価値があるかどうか。(懲りずにやりますよ)

A級(対戦表はこちら
【挑戦者】
01 ○福間香奈(7-1)

○福間女流五冠の趣向に注目しています。中飛車は棋界で最もシステム化されているような。

B級(対戦表はこちら
【昇級者】
09 …和田あき(7-2)
03 …鈴木環那(6-3)
05 …香川愛生(6-3)

△伊奈川女流二段は頭ハネ次点。最終戦で敗れたので仕方ないですね。

C級(対戦表はこちら
【昇級者】
01 …千葉涼子(6-2)
02 …岩根忍(6-2)
06 △頼本奈菜(6-2)
08 △加藤結李愛(6-2)

△頼本女流初段は女流棋界ではミステリアス系に属するでしょうか。

D級(対戦表はこちら
【昇級者】
11 …佐々木海法(7-1)
09 …高浜愛子(6-2)
16 …長谷川優貴(6-2)
26 …長沢千和子(6-2)
31 …久保翔子(6-2)

△今井女流初段は頭ハネ次点。最終戦で敗れたので仕方ないですね。

・過去の予想結果(第2期より)
2021-24

スナップショット

(図は▲3六銀まで)
2408

【ピリ辛流居飛車力戦(15)】図から△5五歩は功を焦り、私らしくなかった。以下▲同歩△4四銀▲3七桂△5一飛▲5四歩△3四歩▲4五銀△5五銀▲6八角△5四銀▲7五歩△5七歩▲5九金△6三金▲3四銀△2四歩と進みました。

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら

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