ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート


将棋の指し手や作戦の工夫に、よく知られた原理や法則などを応用できないか。まず思いついたのが「オズボーンのチェックリスト」でした。アイデアを広げる切り口に、九つの項目があります。

(例1)角換わりの定番となった▲4八金▲2九飛型。AIが好形のお墨付きを与えたようです。最近は矢倉や相掛かりなどでも見掛けるようになりました。これらは「応用」(他からアイデアが借りられないか)の例でしょう。

(例2)「三間飛車藤井システム」「振り飛車ミレニアム」「右四間飛車エルモ囲い」。近年出版された戦法本のタイトルの一部です。いずれも「結合」(組み合わせてみたらどうか)に基づいています。

(例3)プロらしい好手に、「単に」「先に」などがあります。指したい手を含みに、後回しにする手ですね。相手を幻惑する効果もあるかと。これらは「逆転」(逆にしてみたらどうか)の例でしょう。トップ棋士の中で一番上手く利用しているのが……豊島九段でしょうか(私見)。

こうしたアイデアの源泉は他にもありそう。後日続きを書きたいと思います。

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら


Aさんと実戦2局(角換わり、三間飛車)。指し手のメリハリ(急所の局面で手が止まる、狙いがはっきりしているなど)に、棋力アップの一端を感じました。

(図は△5四桂まで)
原2202150262手

図の局面で少考。▲6四馬と▲6四香を比較されていたようです。感想戦では▲2八馬や▲2八飛も挙がりました。実戦は▲6四馬△同金▲同香△5五角▲7七桂△6四角▲6五銀△1九角成▲5四銀△8四香▲8六桂。狐と狸の化かし合いのような進行でした。


武富礼衣女流初段。愛称は(ダニーならぬ)ドミーか、レイチェルか。デビューして間もない頃、AbemaTVで聞き手を務めているのを初めて見ました。屈託のない笑顔と、物怖じしない度胸のよさが目を引いた。知り合いにとてもよく似た人がいるんです。

イベントなどでお座敷がかかることも増えるかと。でも今は棋力向上に専心してほしい。持ち前の人懐っこさで、先輩棋士たちにどんどん教えを乞うてもらいたいですね。

応援の意味も込めて、先の女流順位戦の昇級者予想では本命に推しました。現状1勝3敗とやや苦しい立ち上がり。卒論をもう少し早く書き終える見立てだったのですが……。

その卒論のテーマは「棋風と性格」だとか。さぞかし力のこもった秀作でしょう。卒論の著作権は大学側にあるのかな。(そんな訳ないか)。将棋ファンのために、ぜひとも公開していただきたく。もちろん対価はお支払いします。新会館のクラファンの返礼品などはいかがでしょう。

スナップショット

(図は▲5七銀右まで)
2202

【ピリ辛流2手目△4二飛メモ(6)】図から△5二金左や△6三銀も一局でしょう。実戦はどちらも含みにして△7三桂。以下▲4六銀△3二金▲6七金右△6二飛▲3五歩△4五歩▲3四歩△同銀▲3五歩△4六歩▲3四歩△2二角▲4六歩△6五歩と進みました。

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら


ランチョンマットの新作を手にされた方からは、概ね驚きとお誉めの言葉をいただきます。「いろは譜」という江戸時代の棋譜の表記方式を紹介しましたが、これを覚えてほしいわけではなく、普及や啓蒙を図るつもりもありません(笑)。

小生かねてより「いろは歌」に興味があり、オリジナルのいろは歌(かな文字を重複なく連ねて意味のある歌にしたもの)作りを趣味としています。

平安時代より由緒のある「古式ゆかしい知的パズル」。その成り立ちから、全部・達成・奇跡などに通ずる「言霊宿る開運吉祥アート」を実感します。書や絵画、音楽などと組み合わせるもよし。自称「いろは歌ライター」として、いろは歌を作り歌うのは、おそらく日本で私一人でしょう。

将棋にちなんだ近作を。新棋戦「白玲戦」。女流棋士たちは皆決意も新たに精進を誓っているでしょう。対局前夜の高ぶりを詠んでみました。

白玲へ 女の幸せ プライドかけて
夜 声さえ胸に秘め
ぽつり 満ちぬ勇気をまたぞろ燃やす


はくれいへ おんなのしあわせ ふらいとかけて
よる こえさえむねにひめ
ほつり みちぬゆうきをまたそろもやす

017はくれ

(ショップだより 目次はこちら


Aさんと実戦2局(矢倉、ゴキゲン中飛車)。2局とも、双方の玉の詰む・詰まない、渡せる駒・渡せない駒の見極めなど、難しい終盤戦になりました。

(図は△5六銀まで)
原2201200368手

後手が懸命に追い上げた局面。(図の△5六銀は詰めろ竜取り)。図から▲5五角が攻防を兼ねた鋭手でした。以下△6七と▲8八玉△4五銀▲7四桂△8三玉▲6三銀△5七飛▲7五桂△9二玉▲7二銀不成△同金▲6三と△5五飛成▲7二と。途中後手玉に詰みがありました。

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