2021/11/20 脳みそフル回転(21/11/19) Aさんと実戦2局(中飛車、ゴキゲン中飛車)。2局とも彼我の玉の危険度の見極めが悩ましく、脳みそフル回転の終盤戦でした。(図は△5一飛まで)図から▲3四歩は有力でした。実戦の▲7七角も好点。以下△2三歩▲3四歩△2四歩▲3三歩成△2七飛▲3二と△2九飛成▲4二と△2一飛▲4三とと進みました。
2021/11/20 ピリ辛流 笑涙八番勝負 将棋自戦記集【商品ができるまで】 ミニ冊子の3作目。①創作詰将棋集、②コラム集に続き、③自戦記集としました。判型のA6は「将棋世界」誌の付録と同じ。かつては棋士の自戦記が編まれることもありました。私の手元にある森けい二八段(当時)の「新・中飛車好局集」(昭和57年)。対局における心情などがざっくばらんに綴られています。未曾有のコロナ禍に、棋友との交遊録を残したかった。将棋の内容はそこそこに、自分なりの将棋観や、対局者とのエピソードなどをバランスよく散りばめたかった。もっと面白おかしく、有益なものにしたかったけれど、棋力と筆力の限界でしょう。当初は戦型にもこだわり、戦法本(仮に「ピリ辛システム」)としても成り立たせたかったが、遠く及ばず。書名には山口瞳氏の名著「血涙十番勝負」のオマージュを込めました。柄にもなくややまじめ過ぎたかも。まあ下手は下手なりに考えているところを笑っていただければ幸いです。本書がきっかけとなり、今後意欲にあふれた新たな著者が出現すれば、まさる喜びはありません。ピリ辛流 笑涙八番勝負 将棋自戦記集価格:550円(税込)著者:原田浩光発行日:2021/10/01サイズ:A6(文庫サイズ)製本方法:無線綴じページ数:64ページ
2021/11/01 【25】相手に振られたときは(2) ((1)はこちら)どうしても振り飛車が指したい人は、②相振り飛車を選ぶことになります。序盤の駒組みは割とスムーズ。けれど中盤以降の指し手(攻め方)は、対抗形とはまるで違ったものになります。いわゆるさばきの将棋にならない。自分の飛車先(攻め駒の向かい側)に敵玉の囲いがある。これは相居飛車と同じで、俗に「縦の将棋」と言われます。相手を正面から押しつぶす。ラグビーのフォワード戦のイメージです。(分かるかな)相振り飛車は定跡が整備されていないので、いわゆる力戦、力将棋になる。難しい反面、自由度は高い。対抗形に定跡のテストを受けているような息苦しさを感じている人は、試してみるのも一案でしょう。コツの一つは、左辺の攻め駒(飛角銀桂香)を使って思い切り攻めること。攻撃は最大の防御なり。どのみちよく知らない者同士で戦っているのですから(笑)。そしてそのためにも歩を使うこと。開戦は歩の突き捨てから。歩をポンポンと突きくれて、攻めの可動域を広げましょう。(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら)