ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート

2023/11


宮田利男八段は師匠(高柳敏夫名誉九段)の志を受け継ぐ、普及に熱心な名伯楽。三軒茶屋で道場(現在は子供教室)を営まれています。ミレニアム(2000年)の頃、取引先が近くにあり、4、5年通ったでしょうか。

対戦相手には島井女流二段や、プロになる前の北尾女流二段、飯野女流初段、加藤桃子女流四段も。石立鉄男さんの中飛車とも相まみえました。

宮田先生にも数局教わった。終局後私に「どこが悪かったと思います?」と聞き、感想戦を始めるのが定跡でした。

とある少年は早指しで私を吹っ飛ばすのだが、私が苦悩する間、退屈そうに鼻をほじるから参りました。(残念ながら奨励会を三段で退会されました)

現在は四人のお弟子さん(男3、女1)がプロ入りしている。その頃(私は会うことはなかったが)「けいくん、けいくん」と可愛がっていたのが本田奎六段だったでしょうか。

スナップショット

(図は▲5五歩まで)
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【ピリ辛流居飛車力戦(7)】図から△8四桂。8三歩型が活きましたか。以下▲7九玉△6六歩▲4六桂△6五桂▲6六角△7六桂▲1五歩△同歩▲1四歩△4六角▲同銀△5六桂。気持ちのいい桂の乱舞でした。

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら


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「間違う可能性のあることは必ず間違える」。「マーフィーの法則」は、自虐的で哀愁漂う経験則をまとめたもの。米軍のエンジニアの名をとったとされます。

日本では1993年にブームが起こり、関連書籍が多く出版されました。私が最初にこの法則を知ったのは1989年。当時米国人とエンタメ関連の仕事をしており、舞台公演を前にした学生たちに心得として授けていました。

「大事な予定がある日に限って残業になる」「急いでいるときに限って信号が次々に赤になる」「満員電車で自分が立っている席の前だけ空かない」などなど。思わずうなづいてしまう「あるある」ですね。

「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」

これを将棋に置き換えようとしたとき、先の王座戦で見た永瀬さんの悔恨を思い浮かべてしまいました。懸かっていたものが甚大でしたから。

我々のようなヘボでも、(悪手を)指した後、指が駒から離れるか離れないかのわずか0コンマ何秒の間に、全身から脂汗が出るような感覚は実におぞましいものがあります。

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら

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