宮田利男八段は師匠(高柳敏夫名誉九段)の志を受け継ぐ、普及に熱心な名伯楽。三軒茶屋で道場(現在は子供教室)を営まれています。ミレニアム(2000年)の頃、取引先が近くにあり、4、5年通ったでしょうか。
対戦相手には島井女流二段や、プロになる前の北尾女流二段、飯野女流初段、加藤桃子女流四段も。石立鉄男さんの中飛車とも相まみえました。
宮田先生にも数局教わった。終局後私に「どこが悪かったと思います?」と聞き、感想戦を始めるのが定跡でした。
とある少年は早指しで私を吹っ飛ばすのだが、私が苦悩する間、退屈そうに鼻をほじるから参りました。(残念ながら奨励会を三段で退会されました)
現在は四人のお弟子さん(男3、女1)がプロ入りしている。その頃(私は会うことはなかったが)「けいくん、けいくん」と可愛がっていたのが本田奎六段だったでしょうか。

(図は▲5五歩まで)

【ピリ辛流居飛車力戦(7)】図から△8四桂。8三歩型が活きましたか。以下▲7九玉△6六歩▲4六桂△6五桂▲6六角△7六桂▲1五歩△同歩▲1四歩△4六角▲同銀△5六桂。気持ちのいい桂の乱舞でした。
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