ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート

2023/12


桃子、と聞いて思い浮かぶ有名人は。昭和世代は菊池、平成は嗣永(Berryz工房)か。スポーツ好きなら上田(ゴルフ)でしょうか。女流棋士には二人の桃子(中村桃子女流二段加藤桃子女流四段)がいます。両名とも明るく如才なく、盤外でも不動の人気を誇ります。

お二人とは、お二人が子供の頃に対局したことがある。加藤さんとのことは以前ブログに書きました(過去ログはこちら)。中村さんとは今から約25年前、私がその頃住んでいた大宮の将棋道場で指しました。

小学生だった中村さんの四間飛車。終盤、私の天守閣美濃の玉を2五まで引っ張り出して勝利目前のところ、惜しくも寄せを逃して逆転負け。終局後、見物人の指摘をうつむいて聞いていました。

中村さんはイベントやメディアの司会の第一人者。結婚後も美しく瑞々しく、そこらのタレントにも何ら引けを取りません。

スナップショット

(図は▲9八香まで)
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【ピリ辛流居飛車力戦(8)】先手は地下鉄飛車(▲9九飛)の狙いでしょうか。図から△8四桂▲8五桂△同桂▲8六歩△9五歩▲8五歩△8六桂▲6九玉△9八桂成▲同金△9六桂と進みました。

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら


20年来の趣味として作ってきた「いろは歌」。今般そのうちの29編を冊子にまとめました。

初心(うぶ) 創作いろは歌選集 [著]原田浩光

いろは歌とは、かな文字を重複なく連ねて意味のある歌にしたもの。キザな言い方をすれば、自らに厳しいルールを課して作る四行歌です。感心されることも多いが、声なき声が聞こえない訳でもない。「だから何なの」

まあ、芸術なんてそんなものでしょう。例えばピカソの絵。芭蕉の句。「古池や蛙飛びこむ水の音」。だから何なの。せめて芸術との気概を持って続けることとします。

かな48文字の宇宙に遊ぶ。構想を練り、パズルを作り上げていく。完成時の達成感は大きい。趣味コストは低く、趣味人口は少ない。詰将棋作りと似ているでしょうか。

いろは歌を作り続けるうちに、歌そのものにある種のパワーが宿っていると感じるようになった。「全部」「達成」「満願」などに通ずるおめでたいアートに思えてきた。かなうた--作れば願いが叶う歌。心持ちとしては、札所巡りや写経、千羽鶴などに近いかもしれません。

(ショップだより 目次はこちら

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