ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート

2024/04


増田康宏八段はこの春順位戦A級に昇級。26歳・デビューから9年余りの昇進はかなり順調にも思えるが、本人や師匠(森下九段)をはじめとした周囲の期待や推測と比べるといかほどだったのでしょう。

以前、研究用に使う駒がプラスチック製であることが話題になりました。

多くの将棋棋士たちが研究でも「いい駒」にこだわる中で…増田康宏七段が愛用している「まさかの逸品」(大川 慎太郎) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

これを物事に頓着しない、こだわりが少ないと見るのはいかがか。私などはこれこそが「こだわらないという」こだわりだろうと感心するのです。

増田さんは率直な物言いで知られている。「矢倉は終わった」「詰将棋意味ない」などなど。それらに悪意はなく、要は常識や既成概念にとらわれないピュアな心根によるものでしょう。

「ヒート、体がバッキバキになるらしいですね」棋士・増田康宏26歳がNBAに学ぶ“AIと将棋のマインドセット”「食事や睡眠をイチから…」 - 将棋 - Number Web - ナンバー

NBAなど、趣味のスポーツ観戦から着想を得て、対局に活かそうとする。棋力向上につながる心身の鍛練を志す。佐藤天彦九段がクラシック音楽の鑑賞から、将棋の個性を模索していることととてもよく似ています。増田さんもまた、素敵なこだわりを持った人なのでしょう。

スナップショット

(図は▲6七金引まで)
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【ピリ辛流居飛車力戦(12)】形勢はともかく、私好みの展開。図から中川八段を思い浮かべながら△7五歩。以下▲4五桂△7六歩▲5三桂成△同銀▲同歩成△同角▲5四歩△8六角▲同角△7七銀と進みました。

(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら


「将棋世界」誌の大きな広告が目に留まりました。

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書籍化と制作・販売を請け負うとのこと。そうしたニーズを見込んだものか、あるいはそのためのリサーチか。いずれにせよ、素敵な取り組みと感じます。

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将棋世界4月号の付録は、詰将棋作家・岸本裕真さんの作品集でした。さらには今月次の2冊が発売されます。すでに諸々始まっているのですね。

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私も独自の戦法を練り上げ、「ピリ辛システム」などと銘打って世に問うてみたいと思うけど、まあ色々と足りていませんね(笑)。

(2)に続く)

(ショップだより 目次はこちら

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