(C級・D級はこちら)
A級 白玲挑戦1名・降級2名

【宗純さん】
※冠位、段位、敬称等は省略で失礼します
女流棋界はこのところ何年も続いている二強+ツーですが、残念ながら二強と+ツーの差は開いているように思います。ましてや多人数のリーグ戦では実力差が如実に現れますので、白玲戦はしばらくの間は二強の戦いになると思います。
《二強+ツー の対戦全成績》

西山が女流棋士になった2021年度以降のタイトル戦出場回数(西山の挑戦が決定している今期王座戦を含む)は福間26回、西山20回、加藤8回、伊藤4回、中井、甲斐、香川、渡部、山根、大島が各1回です。
ちなみに西山が上記3人以外で負けたのは、甲斐と室谷だけですが、福間は上田と渡部に負け、脇田、小高、内山、山根、大島の若手にも取りこぼしています。
実績からは○加藤、△伊藤が順当ですが... 今期6月以降の加藤の不調が気掛かりです。
山根、石本、和田の若手トリオの活躍(7勝2敗、悪くとも勝ち越し)を期待したいところです!
また元奨励会三段の中七海さんが女流棋士になって、女流棋界がさらに盛り上がることも期待しています。
【ピリ辛流】
◎伊藤沙恵女流四段の安定感。いわゆる2強が万全でないときは最有力かと。
B級 昇級2名・降級3名

【宗純さん】
加藤は下記3項目共に好成績であり、前期の倉敷藤花戦では挑戦者決定戦に進出するなど活躍しています。期待も込めて本命に推したいと思います。
中井は大ベテランながらレーティングも上げ、直近半年は7割以上の勝率と活躍しています。一位も十分可能と思いますが、今期は加藤の活躍に期待し対抗とします。
野原は指標からも明らかなように伸び悩んでいると思います。2018年には中学生将棋名人戦で女性初の優勝、女流アマ名人戦を2017年から三連覇など大活躍し、鳴り物入りで女流棋士になった実力は。。。 巻き返しを期待しています。

※Ⓐは現在の実力の指標であるレーティング(将棋連盟 棋士別成績一覧 10/5現在)順位
(LPSA、フリーの女流棋士を含む82名)
※Ⓑはこの一年の伸び具合の指標であるレーティングの前年同月比
※Ⓒは直近の好不調の指標である今年度上半期の勝率
※ポイントはそれぞれの順位を点数化した
下記は参考にならないかも知れませんが、調べてみましたので添付します。

※中井22勝VS 千葉16勝 は2001年度以降の成績です
【ピリ辛流】
◎加藤結李愛女流二段の上昇度。混戦必至のB級で爆発力が問われます。
(参考サイト)
現役女流棋士一覧|棋士データベース|日本将棋連盟
成績・ランキング|日本将棋連盟
将棋の女流棋士一覧 - Wikipedia
白玲戦 - Wikipedia
将棋連盟 棋士別成績一覧
shogidata.info -将棋のデータベースサイト-

(図は▲5九飛まで)

【ピリ辛流居飛車力戦(16)】図から後手の私は「後退流」とも言うべき退嬰的な手を続けてしまう。以下△4三銀▲5五銀△6五歩▲6四銀△5二銀▲5五歩△4三金▲4五歩△6六歩と進みました。
(コラム「月刊いいね!」 目次はこちら)