コロナ禍の影響を受け、お手伝いしていた将棋サロンが昨年末に終了。息抜きや癒やしだった将棋が、まさか憚られる日が来ようとは。①三つの密、②盤駒を手指で扱う、③年配が多いなど、コロナとの相性の悪さを恨めしく思いました。

突然消失を余儀なくされたコミュニティー。それでも気の合う仲間というのは、互いに引かれ合って集まるものなんですね。まあお酒とユーモア好きが主ですが。会場の都合(人数制限)もあり、こぢんまりと「棋」の対話を楽しんでいます。

合縁奇縁(あいえんきえん)とは、人と人との気心が合うも合わないも、不思議な因縁によるということ。気は棋に通ずるとすれば、こちらはさしずめ、合縁「棋」縁でしょうか。

繰り返される緊急事態宣言の発令と延長。居酒屋いじめはもうたくさんです。コロナが一日も早く収まり、対局後、指した将棋を肴に気兼ねなく一杯やれる、当たり前の日常が戻ることを願って止みません。

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