今やプロ棋士の常識となった将棋AIを使った研究。その先駆けが千田翔太七段でした。対人の研究会を断ち、人間の指した将棋を並べず。AIが指す棋譜をもとに、コツコツと定跡ファイルを作った。自戦記の「挑まなくてどうするのか」の一言が有名ですね。

おそらくは膨大な試行錯誤があったことでしょう。角換わりの「4二玉・6二金・8一飛型」「3三金型早繰り銀」で升田幸三賞を二度受賞。先見の明と、進取の精神に驚かされます。

そんな千田さん、最近の風貌や、連盟のプロフィール写真がひときわダンディーで目を引きます。もとより長身でスマート。かつては地方出身の大学生のようなイメージがありましたが(失礼)、こ、これは。恋の仕業か、婚活の一環か……。

どうやら知己のスタイリストにトータルコーディネートしてもらっているようです。個性や合理性に富んだ先覚が、実に千田さんらしいなと。次なる一手にも期待が膨らみます。

スナップショット

(図は▲6五歩まで)
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最近指した将棋から。見よう見まねのエルモ。受け身で天の邪鬼の私が指すと、自ずと持久戦になります(笑)。図から△4四歩▲5五歩△4三銀▲3七桂△9五歩▲2六歩△4二金寄▲2七玉△3三角▲4五歩△7五歩▲同歩△8四飛と進みました。

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