
将棋「初段になれるかな」会議
[著]高野秀行・岡部敬史・さくらはな。
[出版社]扶桑社
[価格]1,012円
[発売日]2018/12/27
読者対象をはっきり「級位者」と定めている。『本書は、今まで身の丈に合った本がなかったに違いない級位者のみなさんにとって「これならわかる」を目指したものです』(「はじめに」より)
手に取りやすい新書判。高野秀行六段の分かりやすい解説を、ライターの岡部氏と漫画家のさくら氏が読みやすく親しみやすくサポートしています。三人の対談をもとに講義は進む。自分を生徒のアマ二人と重ね合わせて読むといいでしょう。
将棋の符号は少なめ、図面は多め。手筋や格言など上達のコツがコンパクトにまとめられています。何気ない会話の中に、棋力アップにつながるヒントやエッセンスが散りばめられている。読み進めるうちに、将棋脳が動き出し鍛えられていくことでしょう。
(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら)
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