四つ下の妹からメールが届いた。質問に詰将棋の画像(下図)が貼り付いている。えっ、将棋始めたの? スマホの詰将棋アプリ(みんなの詰将棋)の1手詰を終え、3手詰に進んだそうです。

みん詰3手

「13飛、同馬、32角成って正解できたけど…同馬をアプリが勝手に動いたから32角成がわかったのであって、2手目は同玉とは動かないのね?詰まなくなっちゃうよね?」

「熱心だね。感心。13飛に同玉は12飛成までの3手詰。このとき取った桂が余る。これを『同手数駒余り』と言う。詰将棋のルールに『玉方は最善の逃げ方をする。詰みの手数が最長になる手を選ぶ。そのような手が複数ある場合、攻方の持ち駒が余らない手を優先する』。なので2手目は13同馬が最善の応手(正解)となります。ややこしいね」

「あー!そうかそうか。12飛成が見えてなかった。桂馬取る事になるもんね。わかった。3手詰は2手目がわからなくて…アプリは勝手にやってくれるけど、紙の問題は自分で考えなきゃいけないから…」

なるほど、初級者はこういうところで悩むのか……。以上を予告編として、後日続きを書いてみたい。妹には「3手詰がんばって」「3手の読み(こうやる、こう来る、そこでこう指す)は将棋の基本だから」と伝えました。

(コラム「ひよこのきもち」 目次はこちら