石本さくら女流二段はA級4期。将棋もキャラクターも個性的なポテンシャルを秘めています。先の女流順位戦、対加藤桃子女流四段戦(2025/10/31)は見事な逆転劇でした。

(1図は▲8五銀まで)
20251031加藤石本85手

先手ペースで迎えた終盤戦。1図から石本さんは△7五金!と勝負手を放ちます。これに対し桃子さんは36分、しっかりと読みを入れて▲7四銀と前進。以下△7六金▲8三歩成△6九銀(2図)と進みました。

スナップショット

(2図は△6九銀まで)
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私がモバイル中継にアクセスした局面。△6九銀はたぶん詰めろだけど、先手にいかにも攻防手がありそう。▲8五飛はどうかななどと眺めていました。桃子さんは15分考えて▲8四飛。おー、私もなかなか強い…と喜んだのも束の間、あいにく受けになっていませんでした。

△7八銀成▲同玉△6七金打▲6九玉△5八金打▲7九玉△7八歩以下頓死。石本さんはさして時間を使わず(△6九銀とするときに知っていたのかな)、詰め上げました。とてもいいものを見た気がして、さっそく一局形に残しました。(こちら(#066)からご覧ください)

(投了図は△9七角打まで)
20251031加藤石本106手

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