ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート

カテゴリ: ショップだより


将棋*ランチョンマットの5作目を作り終えました。回りの評判は毎度のこと、「きれい」「斬新ですね」「よく次から次へと思いつきますね」などなど。アイデアの在庫には事欠かないけれど、商品の在庫は増えるばかりで……。来年は販促に注力しようと思います。

これらの布盤を作ろうとしたきっかけを以前書きました。

将棋*ランチョンマット【商品ができるまで(1)】 | ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン
将棋*ランチョンマット【商品ができるまで(2)】 | ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン
将棋*ランチョンマット【商品ができるまで(3)】 | ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

既存の布盤は面白みに欠け、生地も薄い。大きさや形から、ランチョンマットを思いつきました。(注意喚起はしているものの)幾度の洗濯にも耐え、色落ちや縮みはほとんどありません。(引っ張ったり、アイロンを掛けたりするといい)

用途が二つある--今流行りの二刀流ですね。但し、食事した後にそのまま対局してほしい訳ではありません。実際、将棋盤をテーブル代わりに、飲み物や食べ物を置くことなど考えられない。それこそ将棋への冒涜というものでしょう。

このことを嫌い、購入をためらわれたなら、私の思慮が足りなかったと言わざるを得ません。使用に係る趣旨は上の通りなので、何とぞご理解願えればと思います。複数枚購入して使い分けていただくのがよろしいかと(笑)。

※ショップだよりはしばらくの間休載します

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昨年、将棋盤を「9×9の小宇宙」に見立て、「マンダラ」をモチーフにデザインを練ったところ、上手くいかず……。アイデアにスキルが追いつかなかった。代案として浮かんだのが「魔方陣」でした。

魔方陣とは、縦・横・斜めのいずれの列の和も同じ数になるようにしたもの。3×3の魔方陣(三方陣)は、対称形を除けば下図の形しか存在しません。(各列の和は15)。古代中国から伝わる「九星」の起源にもなっています。

魔方陣
(魔方陣(三方陣))

さらには「サイの目魔方陣」なるものを知った。三方陣の各数字を、サイコロの目のような点に記号として置き換え、縦・横・斜めの点の合計数をすべて同じ(5)にしたもの。これって…9×9マスのデザインにぴったりでしょう。よし、一丁上がりと思いました(笑)。

サイの目魔方陣2
(サイの目魔方陣)

配色をどうするか。九星にちなめば地味過ぎる。かと言って競輪の枠番色ではミーハー過ぎる。結局、数秘術に基づくシンボルカラーの濃淡で描くこととしました。九星の「和魂」と、数秘術の「洋才(彩)」が融合し、食事に対局に、神話や魔法にも似たエネルギーをもたらすことでしょう。

001デザイン

将棋*ランチョンマット 魔方陣

価格:1,200円(税込)
サイズ:約35×50cm
生地:11号帆布(綿100%)
加工:周囲縫製
包装:OPP袋入り
(2024年9月発売)

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002サラ

■将棋盤にもなるランチョンマット
■マルチな「ハイブリッド」布盤
■将棋ファン必携 自宅で外出先で


003対局

■9×9の小宇宙

将棋の広さや奥深さは、しばしば(盤の升目から)「9×9の小宇宙」に例えられます。これをもとに、「魔方陣」をモチーフとして、シンプルかつポップにデザインしました。

005どうぶつ

■九つの数字とサイの目

魔方陣とは、縦・横・斜めのいずれの列の和も同じ数になるようにしたもの。将棋盤を3×3の九つのブロックに見立て、数字の1~9をサイの目で表しました。(中央が5)

004食事

■魔法にも似たエネルギー

それぞれのサイの目(数字)は、数秘術に基づくシンボルカラーの濃淡で描きました。和魂洋才(彩)の図柄が、食事に対局に、神話や魔法にも似たエネルギーをもたらします。

006折り

■丈夫な11号帆布

生地の11号帆布(綿100%)は自然な風合い。巾着袋やエプロン、クッションカバーなどにも使われます。丈夫でへたりにくく、使い込むほどに味が出てきます。

※水洗いを繰り返すと、多少の縮みや色落ちが生じます

001デザイン

将棋*ランチョンマット 魔方陣

価格:1,200円(税込)
サイズ:約35×50cm
生地:11号帆布(綿100%)
加工:周囲縫製
包装:OPP袋入り
(2024年9月発売)


毎年制作してきた「将棋*ランチョンマット」。昨年は父の趣味の写仏に思いを馳せ、「マンダラ」を表現しようと試みましたが、あえなく不調に終わりました。

(参考:過去ログ「父と写仏」「夏のランチョンマット作り」「お知らせをいくつか」)

やや凝りすぎだったか、父のような器用さや粘り強さに欠けていたようです。

ならば誰に似たのか。母か。母は母で長らくパッチワークを趣味としていました。小さなポーチやバッグから、大きなマットやラグに至るまで。これまた実に根気のいる作業です。私はどちらにも似てないやん(笑)。

今年はマンダラの世界観(9×9の小宇宙)を活かしつつ、母の趣味のパッチワークにも似たデザインをシンプルに施しました。9月20日発売予定です。どうぞご期待ください。

パッチワーク
(母のパッチワーク。実家には完成品や仕掛かり品、端切れなどが山ほどあるとか)

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((1)はこちら

棋書・詰棋書の編集・出版を請け負う業者に、角ブックスつみき書店双峰社などがあります。これらの本は特殊性や専門性をともなうから、手練れのエキスパートによるサポートは心強いことこの上ないでしょう。

著者自らが編集しオンデマンド出版する人も多い。例えばAmazon Kindleでは、詰将棋や問題集、入門書、技術書、読み物、コミックなどなど、さまざまなジャンルの電子書籍がセルフ出版されています。

当方も、①詰将棋②コラム③自戦記のミニ冊子を作り、将棋の楽しみ方に通ずる一つのロールモデルを示そうとしました。主に友人らに名刺代わりとして配っていますが、オンラインショップで今でもちらほらと売れることをうれしく思います。

上の3作を刊行した後も創作は増え続けていきます。それぞれ続編をまとめるか、それとも増補版とするか。そのときが来たら悩むことにしましょう。

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