ブログ - 将棋レッスン ワン・トゥ・ワン

初段ナビゲーターのランダムノート

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本日9月20日、以下の新商品2品を発売しました。

ピリ辛流 笑涙八番勝負 将棋自戦記集 [著]原田浩光

将棋*ランチョンマット いろは譜

それぞれ、企画から発売までのこぼれ話など、後日リポートする予定です。

マットも冊子も、ようやく3種類揃えることができました。今後もアイデアと資金の続く限り、新作を出し続けたいと思っています。


対局者が自ら振り返り綴る自戦記。勝てば自賛、負ければ自虐が増えることは止むを得ません。何せその対局のことを誰よりも思い悩み考え抜いた当事者です。指した将棋を肴に、思う存分個性を発揮し、自己アピールすればいいでしょう。

NHKの将棋テキストには、NHK杯トーナメントの楽しい自戦記を読むことができます。筆が立つ人にはどんどん書いてほしい。いつか自戦記集が編まれることがあれば、ぜひ手元に置きたいですね。

自戦記の面白さはプロやアマ、将棋の強い弱いを問うものではありません。山口瞳や安部譲二、団鬼六は言うに及ばず。文人に限らず、将棋に熱を上げる著名人は皆読ませてくれるでしょう。

私の場合、指すことと同じくらい、否それ以上に書くことに楽しさを感じます。対局を客観的に振り返り、AIに伺いを立てると、さまざまな気づきや驚きがあります。棋力向上にもつながっていると信じたい。自戦記を書く楽しさが広まり、新たなブームになることを密かに夢想しています。

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新聞の囲碁・将棋欄に連載される観戦記。小説と並ぶ二大ロングヒットコンテンツでしょう。新聞社は棋譜の提供を受ける対価として将棋連盟に契約金を支払う。棋士たちのギャラの源ですね。

素材としての棋譜を、料理へと仕立て上げたものが観戦記。メニューには、①指された将棋の解説、②対局の情景描写の他、③上達のヒントやミニ講座、④指し掛け(次譜)の次の一手の出題などがあるでしょうか。

私が忌み嫌うのは、①に終始した符号だらけのもの。読者の一体何人が読み、分かるというのか。それよりも、②の対局者の言動や、盤上盤外の出来事、人間的なエピソードなどを数多く取り上げてもらいたいですね。

今や指し手の善悪はAIに聞けば事足りる。形勢の推移はAIが解析してくれる。それらをわざわざ読むまでもないとばかり、当事者たる棋士たちさえ観戦記にさほど興味を示さないのだとか。

そもそもの活字離れ、新聞離れが進む中、将棋界は繁栄を維持する妙手を繰り出せるでしょうか。

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先に「3」は魔法の数字と書きました。(記事はこちら

コメディーに「三段オチ」という技法があります。3回目に変化させる。三つ目を強調するために、一つ、二つと伏線を張っていきます。「じゅんでーす」「長作でーす」「三波春夫でございます」(レツゴー三匹)

私の俳句好きは、見よう見まねで「連句」を巻いたことがきっかけでした。五七五・七七・五七五・七七……とつなげ、季節の移ろいや森羅万象を詠み込んでいく。1句目と2句目(発句と脇)は言わば挨拶句。3句目(第三)で場面を主題へと一転させます。

サザンオールスターズは「勝手にシンドバッド」で衝撃的なデビューを飾った。次の「気分しだいで責めないで」は似た曲調。3曲目が「いとしのエリー」。このバラッドの名曲で人気を不動のものにしました。「3」で転じた好例でしょう。

今秋ランチョンマットの3作目を予定しています。これらの法則を活かした妙案はないものか。一風変わったものを出したいと念じています。

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昨秋、書き溜めたコラムを冊子にまとめました。一つの形になったことや、その出来映え、サイズ感など、まずは納得のいくものでした。値づけし、販売するのにふさわしいかどうかはともかく。

親しい友人には名刺代わりに配ったりしています。感心される一方、将棋を知らない人にとっては、ちんぷんかんぷんなところも多いようで。今年は自戦記を作る予定ですが、需要に乏しく、さらなる自己満足へと突き進みそうです。

①詰将棋、②読み物、③実戦譜の三部作が揃うことになります。将棋の楽しみ方の一つとして、それぞれ雛形を示すことができるかと。今後は同じように作ってみたい、書いてみたい、編んでみたいという人たちの要望などにも、リーズナブルな形で応えていけたらと思います。

自戦記を書くに当たり、指した将棋をじっくりと振り返ることは、多くの気づきや学びにつながります。そして敗局の筆はなかなか進まないものですね(笑)。

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